プレスリリース

製錬の独自技術で亜鉛地金の鉛品位を従来の1/10(ppm)以下へ

  • 2012.12.19

DOWAニュース
2012年12月19日
DOWAホールディングス株式会社
(コード番号:5714東証1部)

製錬の独自技術で亜鉛地金の鉛品位を従来の1/10(ppm)以下へ
~製錬工程における世界初の技術で、亜鉛地金の新規用途拡大を目指す~

当社(東京都千代田区外神田四丁目14番1号 資本金:364億円 社長:山田 政雄)子会社のDOWAメタルマイン(株)( 同所 資本金:10億円 社長:山﨑 信男)は、製錬の独自技術で亜鉛地金の鉛品位を従来の1/10以下の品位に抑えた製造技術を開発しました。
亜鉛めっきや自動車用の鋼板向けなどの用途で使用される亜鉛地金(亜鉛品位99.995%)は、鉱山で生産される亜鉛精鉱(亜鉛品位50%程度)などを原料に製造されており、微量成分として亜鉛以外の鉛やカドミウムなどを含んでいます。
亜鉛地金の製錬方式には、主流な方式として電解製錬方式およびISP方式の2方式があります。
製造される亜鉛地金の規格については、日本国内では2方式とも共通のJIS規格で規定されており、化学成分は次のとおりとされています。

種類 化学成分(%)
亜鉛 カドミウム
最純亜鉛地金 99.995以上 0.003以下 0.002以下 0.002以下 0.001以下
蒸留亜鉛地金1種 98.5以上 1.3以下 0.025以下 0.4以下

JIS規格の中でもっとも不純物の少ないとされる最純亜鉛地金においても鉛の含有量は30ppm(0.003%)以下とされておりました。
今回は、製錬工程でこの鉛の含有量を1ppm(0.0001%)以下と従来の規格と比べて10分の1以下の品位に抑えた亜鉛地金を製造する技術を開発したものです。

これまでも通常の製錬工程で製造した最純亜鉛地金からさらに精製工程を経由させることにより、今回製造技術を開発した亜鉛地金と同等の低不純物の亜鉛地金は製造されておりました。今回開発したのは、精製工程を経由させることなく、製錬工程のみで上述の亜鉛地金を製造する技術であり、世界初となります。この製造技術の開発により、鉛の非常に低い亜鉛地金の製造コストが従来と比べて大きく改善されることが見込まれ、使用される分野や用途の拡大が期待されます。

DOWAメタルマイン(株)では、今後とも回収金属の多様化や高品位化(亜鉛地金については亜鉛品位99.999%以上)などの技術開発に取組み、足元のマーケットニーズや今後の可能性などへの対応を図りながら、さらなる事業の強化・拡充を進めてまいります。

 

この件に関するお問い合わせ先

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